グラン・ジュテ

著者のANGEL Hiroさんはいじめなどのつらい体験から自己啓発、スピリチュアルの修行などをた～くさんやってきてハイヤーセルフや宇宙との繋がり体験や悟りまで得た結果、「自己啓発やスピリチュアル、精神論では幸せにはなれない」という結論に至ったというおもしろい経歴の方です。そして、彼はワンネス思想と中国の道（タオ）思想の流れをくむ「世界一カンタンな、お気楽気功法」によって気の流れを整えて、「体を幸せをキャッチするアンテナに変えてしまい、幸能力を高めよう」という実践法を紹介しています。彼自身、この気功法を実践していることで「チベットの高僧と同じぐらい高い波動」を持つようになったそう。

天使やハイヤーセルフ、神、光の存在にメッセージをもらい、それにしたがって生きるのは自立していない、それでは本当の幸せは手に入れられないというのがHiroさんの考えなので、読んでいると「う～ん、どうしたものか・・・」と思いました。
でも、思考のくせやこだわりを捨てて、気功によって体を流れる気の流れを整えることで体・細胞を変えれば幸せを感じやすくなる体質？になるし、そうなると自然と幸せが集まってくるということらしい。

気功の内容は「これってグラウンディングと似ているね」という感じですが、「体やそこを流れる気が良くなれば幸せになれる」という考え方は私には新鮮でした。頭＝考え方だけ変えてもダメ、気功を実践して体＝気を変えなさいというのはシンプルだけど大切な気がしました。